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何を見据え、どこへ向かっていくのか。テクノロジーの力を信じて、俯瞰しつつ道なき道を進みます。

学び方と自立 

「学び方が身についていない」というネットの記事を読んだ。

これ。

 

それは30年前から言われていることだと知って、非常に驚いた。30年間、学校教育では教科教育は行われてきたが、どのように学べばよいかという教育は行われてきていないということになる。

実際、私の経験として教科教育を受けてきた記憶はあるが、このように学習しましょうと学び方を学んだ覚えはない、もしくは忘れてしまっている。

 

子どもの学びについて全てを手取り足取りサポートするのは子どもの意欲を削ぐであろうし、何より子供の可能性を大人が潰してしまっていることになる。

そうではなく、学び方を学ぶことで自分で走っていくのではないか。

 

自分の経験から考えるに、学び方を学んだらあとは勝手に自走していった覚えがある。

私は高校生時代に競歩を始めた。合宿で歩き方の基礎を教えてもらったが、いつまでも教えてもらっているわけではない。合宿は3日間あったが歩き方をみっちり教えてもらったのは1日だけだ。教えてもらった基礎をもとに、基礎練習を徹底して反復し、練習を積み重ねていくことでフォームが改善されたり、タイムが早くなったりしてきた。完全初心者から高校3年までで5分は伸びた。冗談抜きに。

 

同様に、学習においても学び方を学び、時にその学び方についてフィードバックすれば、自然と学びが加速していくのではないだろうか?

 

では学び方とは何であろうか。

どのような学び方が子供が自立し、学び進めていけるであろうか?

学びは一人では成立しないと思う。もちろん成立させることは不可能ではないと思うが、人と対話をすることを通して理解が深まっていく。

また、意欲という面でも一人での学びの成立は初めは難しいかもしれない。まずは同じものを共に学んでいく中で、誰かが伴走していく中で知識を得て学びを知り、より深く学び進めていくんだと思う。

 

これから再度学校は休校に入るリスクが当然ある。どこかの学校または自分が勤務する学校もしくは自分自身がコロナウイルスに感染し休校に入って行くかもしれない。

そういった事態にも対応できるように我々は今オンラインで子どもと物理的に離れた環境であっても学びを支えられる環境づくりや、どのように学び進めていけばいいか自力でやることができる力をつけるべきではないだろうか。