2019.08.10 授業づくりネットワークin京都
このセミナーのために関西圏に行きました。深い学びについて考えるとともに、京都大学大学院教授の松下佳代先生のお話が聞けるとあって、即申し込みました。
さて、「深い学び」ってなんでしょう?個人的にはさらに「主体的な学び」にも引っかかってます。
ちょっと余談ですが、主体的と自主的って違いますよね。
以下のブログの内容を拝借します。
「主体性・自主性」意味の違いとは?主体的な人材を育てるディズニーの教え方|U-NOTE [ユーノート]
以下引用↓
「主体性」「自主性」の違いとは
主体性のある行動は自分の頭で考える必要があるが、自主性のある行動は自分の頭で考える必要はない
主体性のある行動には行動結果の責任が伴う
以上
授業って、主体的な参加なのかな?授業って枠があり、チャイムが鳴ったら席に座って「自主的」に参加しているんじゃないのか?って悩みます。
授業が始まったら、主体的な学びを行なっていると思います。
主体と自主で悩む部分はそもそも授業という枠組みへの参加する態度ですかね。主体的な学びとは何か、考えを教えてもらえると嬉しいです。
はい、本題です。
午前中は「演劇的手法」について学びました。京都市立美濃山小の先生から学びました。
演劇的手法を用いることで、作品の情景を捉えたり、心情を捉えたりできるように思いました。
私は、ホットシーティングを取り入れて学びを深めていきたいなと思います。登場人物になりきる、入り込むことで心情の理解が深まるんじゃないかなと思います。
例えば、東京書籍3年下「サーカスのライオン」でやる気なく火の輪をくぐるじんざの場面でホットシーティングを行うとします。教師がじんざの役で答える、子どもが調教師の役になって質問することができそうかなと。
じんざ役が子どもができるといいですね。分かっていないと質問も答えるのもできないので、取り入れてみたいと思います。
午後の部
京都大学 高等教育研究開発推進センターの松下佳代先生のお話を聞きました。
「深い学び」って言いますが、やっぱりよく分からない。田村学先生のやつも読みましたが、「知識が駆動する。」って何?という印象。読みが浅いと言われればそれまでですが、もやもやっとしたものを抱えています。
松下先生の深い学びの捉えはこんな感じ。
深い学習の部分については、岐阜大学大学院教育学研究科に所属し、現在は岐阜県内で教鞭をとられている南さんが「暗記再生型知識」と「活用形知識」に分類し、研究を進めておりました。
我々は深い学習を目指したいですね。
深い理解、については具体的に想像するのが難しいです。田村学先生の本でも具体的知識を抽象化していくことと書いてましたが、どう知識を概念へ移行していけばよいかが想像できないですね。背後にあるものまでの理解って相当なバックグラウンドを理解しないといけないかなと思います。
深い関与、大村はまの言う「学びひたる」状態。を為すことって、ひとつの事象に入り浸ることかなあと思います。
それには、教授者も学習者も学びの本質に近づいているマインドセットにあって、個々の学習者に対して適切に学んでいけるアプローチが教授者はしないといけないかなと思います。
深い学びへのアプローチと浅い学びの学びのアプローチは違うようで、
深いアプローチは意味追求を行い、意図や概念を自分で理解する
浅いアプローチは知識の再生産
浅いアプローチは分かりやすいのでいいとして、深いアプローチは学習者自身が目的をもって学び進めていかないといけなくて、自分で知識を構成していく。
まあおそらく自分はやっているように思いますが、その学びの過程を明らかにして、方法として落としていけたらなと思います。
長すぎて、自分が飽きてきました。笑
一旦のまとめとして、深い学びに導くための1つのツールとして、松下先生は「三角ロジック」を提案されていました。
つまり、トゥールミンモデルです。
データ → 主張
↑
論拠・解釈
こんなやつ。
同じデータでも、解釈が異なれば主張も変わる。主張が違うなら、どうして違うのか考えることで自分の主張や解釈を再構成していき、深い学びにつながる。
調子こいて二重トゥールミンモデルとかダメですよ、複雑になりすぎて思考止まりかねないので。笑
トゥールミンモデルを活用した学びを2学期からやっていきたいと思います。
目的は思考の視覚化。からの、思考の深化。
以上、ダラダラ2週間ほど書き続けてしまった授業づくりネットワークでの学びでした。