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何を見据え、どこへ向かっていくのか。テクノロジーの力を信じて、俯瞰しつつ道なき道を進みます。

2019.12.26 改めまして、教材研究です!

つっちーさん、くろさん、来年のメリロ行きましょう

 

今回のレポートは「改めまして、教材研究です!」。

南山附小の山本先生主催「なごやか」のスピンオフ?ですかね。

 

話をお聞きしながら、自分の学校観や教育観を改めて問い直す機会になりました。

まあ、いつも考え続けている内容だけどね。

ちょっと前にTwitter

「授業の半分で教えて、残りで演習している。塾やん。。」(意訳)

 

分からないこともないけど、学校で知識伝達を行っている以上習得させないといけないと思うので、毎回これだとどうかなあと思いますが「今の教育」をやる以上、悪とは言えないかなあと思います。

 

ちょっと話はそれましたが、自分の教育観って「自分で自分をゲートキーピング(調整)できる」ことにあるのかなと思います。

学びに関して、自分は読みきれもしないうちに新しく本買ったり、学んだことを噛み砕き切る前にいろんな教育イベント行ったり。。それじゃゲートキーピングできていないですね。笑

学ぶカテゴリは各々で構わないので、自分の学びたい分野を見つけ、追究できること。

そして、人として「自立」できること。

今の「自立」の解釈は『人と折り合いをつけながら、お互いの自由を尊重する』。

 

こういう考え方だから、『学び合い』の考え方やファシリテートする方向性にマッチするのかなあと思います。

自分が持っている思いを授業に乗せるために今回この研究会に参加できて良かったと思います。

つっちーさん

「授業における魅力的な(主体性を発揮する)発問は教員が言うべきものなのか?」という問いから考えられた教材研究の在り方や授業スタイル。

葛原先生が唱える「NKS」をベースの活動。

それを支える教材研究では、子どもから出てくるであろう対立や葛藤を見つける、その視点をもとに授業でアドバイスをする。

 

帝京大可児小 松本先生

ミクロ視点で学習エンジンをかける。

「習熟が探究を生む」ために、練習を「テストしよう」に言葉を変える。

問題を解く量を子供たちに選択させて自ら作り上げる環境を作る。

→話を聞きながら、自由選択の必要性とともに量的保障をしないといけないので、そこのバランスを教員が調整したい部分である。

 

三重県 くろ先生

教科書は意味理解(「わかる」ようにすること)をしてから、練習問題を進めて「できる」ようにしている。

くろ先生は、逆転の発想で「できる」ようにしてから、「わかる」ようにする。

できるようにはなるけど、やりながら「どうして、こうなるの?」と問いが自然発生する。

→すべてにおいてこの内容が適用できるわけではないだろう。だからこその「教材研究」なんだろうなと思う。

 

南山大附小 山本先生

筑波大学附属小 二瓶弘行先生の「自力読み」をベースにした国語科の授業。

 

新・読解力向上 「自力読み」ベースの国語授業リノベーション

新・読解力向上 「自力読み」ベースの国語授業リノベーション

 

 

教科書を客観的に場面分けをしたり、あらすじをまとめたりした後でクライマックスの場面での変容を捉える3つの大きな問いを立てて物語の内容を深めていく。

今秋、自分は東京書籍の「サーカスのライオン」で、京都大学・松下佳代先生が提唱される「三角ロジック」を用いた心情の理解について実践を行い、割と自分の中ではよかったなあと思いながら、こちらはもっと「ドライ」で、汎用性があるように思いました。

いいなあ、「自力読み」

 

南山大附小 プロフェッサー天野先生

とにかくロジックが攻めてきた!!という感じ。

次期学習指導要領改訂は思考の流れを重視した改訂であること、それが「生きて働く個別の知識・技能」であり、「思考力・判断力・表現力」であり、「学びに向かう力」である。

 

それって「〇〇」の力使うよね、という教科の見方・考え方を生かせるような教材研究を。

そして、くろ先生のお話後でのフリートークで話されていた「既習事項や、既存知識との『ズレ』」を生み出せるような教材研究を進めていきたいなと。

 

昨年度、同僚だった先生が「知識のズレ」をテーマに今年度研究授業をやられていて、ここも筑波大附小の先生の本をベースに作られていた記憶が。

「ズレ」を生み出せるだけの教材研究、教材の理解が必要だなと思いました。

 

学びをこちらが持って進めるにも、委ねて進めるにも、教材研究というベースがあってこそ、初めてできると思うので3学期も頑張っていこうと思います!!

 

改めて、参加された先生方、登壇してくださった先生方、ありがとうございました!!